平成29年3月21日に、福山市は「草戸千軒ビレッジ」と協働で遺跡を示す看板を法音寺橋に設置した。看板には、漆器などの出土品に描かれていたチドリやツル、植物の模様も描かれている。
当初ご本尊は日光菩薩で仁和三年(887)の建立とある。現在のご本尊は薬師如来で、真言宗大覚寺派、福山市西国第三番札所である。
大同二年(807)、弘法大師の開基と伝えられ、当時、常福寺と言われていた。江戸時代に城下神島町の明王院をここに移し、明王院となった。国宝の五重塔・本堂や重要文化財を有し有する古刹である。真言宗 大覚寺派
五木寛之著「百寺巡礼 明王院」から抜粋した文章を石碑にした。明王院国宝本堂の建築様式の斬新さと草戸千軒に住む人たちの新しいものを受け入れる包容力が伝わってくる。
再度の火災のため古い資料が残っていないが、過去帳に室町時代(戦国時代)の1521年の記録があった。草戸千軒の名前を初めて歴史に残したのは法音寺の住僧弘伏で、草戸千軒の名付け寺である。
高野山真言宗
草戸千軒が確認できる唯一の場所で、古い井戸や石仏などがあり、休憩所としても使用されている。